
風呂敷(Furoshiki)
昔から利用されていた風呂敷
近年ではエコバックとして利用も増え再評価されています。
多種多様なサイズや模様の風呂敷があり、外国人の方に人気のアイテムです。
◆風呂敷はいつ頃から使われる様になったのか? |
所説ありますが、奈良時代から使われているというのが有力な様です。正倉院の宝物の中に衣装を包むための布が残されているそうです。
時代を経て室町時代。大名は蒸し風呂(今でいうサウナ)を利用する時に床に布を敷いて利用していました。その布の事を「風呂敷」と呼んでいた様です。
江戸時代になると、庶民が銭湯へ行く際に衣類を包んで持参する布を風呂敷と呼び、広く利用されてきました。
これが風呂敷のルーツです。
◆エコバックとして再評価 |
2020年7月にレジ袋が有料になって以来、エコバックが盛んに利用される事になりました。
畳めば小さくなり持ち運びに便利な風呂敷は、エコバックとして再評価され人気も高くなっています。
荷物が重い時は結んで肩かけバックとして、少ない時は手提げバックとして、風呂敷は様々なサイズがあります。また、色や柄も豊富でとてもオシャレです。風呂敷にはとても粋を感じますね。
◆日本のおみやげとしての風呂敷 |
日本へ観光に来た外国人にとって、風呂敷はお土産としても重宝されています。
自国に帰るスーツケースの整理に使ったり、家族や友達へのお土産として複数枚買う人も多いとか。
特に外国人には古来からの伝統柄や歌舞伎や浮世絵の模したもの、アニメやキャラクターの風呂敷などとても人気があります。
タペストリーとして風呂敷を部屋に飾って日本を感じるのも現代風アレンジもいいですね。